2013年10月17日木曜日

高品質な人材活用

先日、「クラウソーシング、その現状と高品質人材の活用」ということで、筑波大学で講演しました。資料の一部抜粋版をこちらにアップしているのでよろしければ。




クラウドソーシング、その現状と高品質人材の活用 from Kousaku Igawa


ちなみに、「高品質人材の活用」とはうたっているのですが、実際は、「高品質人材ってなかなか見つからないよね」という、問題提起で終わっているので、その点ご了承ください。

2013年10月16日水曜日

労働搾取でないクラウドソーシング2

 前回、データサイエンティストのクラウドソーシングサイトkaggleを紹介しました。単なる安請け合いをするクラウドソーシングではなく、高収入が得られるサイトということで紹介しましたが、多くの人にとっては、「そりゃデータサイエンティストなんで超ハイスキルならそれも可能だろうけど、普通の人には無理」といった感想かと思います。

 もう少し、一般的な事例を紹介しましょう。

 PHPプログラミングといった比較的一般的なプログラミングスキルでも、時給150ドルを超えている例があります。

 oDeskで働くトムさん(仮称)は、2006年からoDesk上で受注を受け始め、2013年4月時点では、3000時間を超える受注を得ています。評価も、4.99とほぼ常に満点に近いスコアを取っています。

 トムさんのすごいところは、受注当初は、時給30ドル程度だったものが、現在では170ドルを超える水準となってきている点にあります。5倍を超えてます。

 oDeskという仮想労働市場の中で、キャリアを積むことで、評価を上げてきており、合わせて単価も上がっています。

 確かに、8年で3000時間ということは、恐らくoDesk以外の仕事も行っており、そちらで、スキルを上げ、その結果oDesk上でもスキルの高い仕事が受注できるようになったのかもしれません。

 ただ、そうだとしても、oDeskという労働市場内でのキャリアアップが実現できることを示している例だと思います。

 8年で、時給を5倍にできる市場というのは魅力的ではないでしょうか。


  ちなみにこのトムさんみたいな人は、結構探せば見つかります。oDeskの検索条件で、1000時間以上の実績を持ち、スコアが4.5を超える人をさがしてみれば、何人かはいるはずです。

 これからクラウドソーシングで働こうと考えている方は、こういった人を参考にすると何かヒントが見つかるかもしれません。