2013年4月29日月曜日

 オーストラリアのクラウドソーシング事情


 前回投稿で紹介したベンチャー企業でのクラウドソーシング事例の記事ですが、こちらには、オーストラリアでのクラウドソーシング事情も述べられています。

 オーストラリアでは35千の小企業がoDeskを利用しており、これはアメリカに次いで第二位、さらに人口一人あたりでは第一位とのことです。

 oDeskCEOGary Swartによれば、こうしたバーチャルな労働力が小企業の立ち上げを支えており、「ネット労働者を利用するオーストラリアの小企業の85%が、競争力を高めることができたと言っている」と述べています。

 更に、「オーストラリアの25千人のコントラクターがoDeskに登録しており、56%の仕事は海外企業から来る」とのことで、ワーカーにとっても重要な仕事受注のプラットフォームとなっていることが見受けられます。

 また地元企業によれば、ウェブ開発やソフトウェア開発、デザイン、マルチメディア、執筆と翻訳などの専門家を地元で見つけるのは困難だが、ネットでは可能と述べており、企業にとっては、重要な人材獲得手段となっています。

 オーストラリア企業がネットを通じて雇用する職種上位三位は、ウェブ・プログラミング、モバイル・アプリ開発、ウェブ・デザイン。オーストラリア人がネットを通じて雇用される技能は、増加順に技術文書執筆、ビデオ制作、翻訳が上位三位といったものがあげられています。

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